10-11-2011 09:18 PM
現在,LabViewで実験によって得た信号を,wavelet解析を行おうと考えております.
(背景としては,これまでにFFT解析を行い,支配的な周波数を調べてきました.
しかし,時間的に変化する信号であるため,wavelet解析を行うことで
より詳細に解析を行いたいということです.)
みなさまにご教授いただきたいことは,
・labview student editionでwavelet解析を行うことができますか.
・できるのであれば,参考になる資料やファイルをご存知ではありませんか.
この2点です.
(student editionを使用しているため,Signal Processing Toolsetは
インストールされておりません.
したがって,wavelet関数がありません.)
どうぞよろしくお願い申し上げます.
10-13-2011 07:19 PM - 最終編集日: 05-09-2024 01:47 PM 、編集者: Content Cleaner
32world 様
日本ナショナルインスツルメンツ技術部 寺尾です。
平素よりディスカッションフォーラムをご利用頂き誠にありがとうございます。
信号処理>スペクトル解析>STFTスペクトログラム関数又はポイントバイポイント>スペクトル解析ポントバイポイント>STFTスペクトロ
グラムPtbyPtは既に試されましたでしょうか?
時間軸に対する周波数を2D配列として出力します。
宜しくお願い致します。
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日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 | 技術部 | 寺尾 純一
Junichi Terao | Applications Engineer | National Instruments Japan Corp.
サポート情報: www.ni.com/support
技術データベース: www.ni.com/kb
住所 : 〒105-0012 東京都港区芝大門1-9-9 野村不動産芝大門ビル8F/9F
お問い合わせフリーダイヤル: 0120-527196
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10-13-2011 07:29 PM
ご回答ありがとうございます.
STFTスペクトロ グラムPtbyPtももちろん,時間軸に対する周波数を出力します.
(短時間フーリエ変換)
しかし,元の信号には含まれない高周波成分が発生する可能性があります.
(時間間隔のつなぎ目で)
したがって,ウェーブレット解析を試みようかと考えました.
やはり,student edition ではウェーブレット解析をすることはできないのでしょうか.
どうぞ宜しくお願い致します.
10-13-2011 09:44 PM - 最終編集日: 05-09-2024 01:50 PM 、編集者: Content Cleaner
32world 様
日本ナショナルインスツルメンツ技術部 寺尾です。
平素よりディスカッションフォーラムをご利用頂き誠にありがとうございます。
>したがって,ウェーブレット解析を試みようかと考えました.
お使いの環境においてウェーブレット解析を行う為には下記のツールキットが必要となります。
NI LabVIEW上級信号処理ツールキット
https://www.ni.com/ja/shop/labview/select-edition.html
宜しくお願い致します。
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日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 | 技術部 | 寺尾 純一
Junichi Terao | Applications Engineer | National Instruments Japan Corp.
サポート情報: www.ni.com/support/
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10-14-2011 11:08 PM - 最終編集日: 05-09-2024 01:51 PM 、編集者: Content Cleaner
32world様
>しかし,元の信号には含まれない高周波成分が発生する可能性があります.
>(時間間隔のつなぎ目で)
ですので通常、切り出した部分に対してウインドウ処理を行い、切り出した両端が不連続でないようにします。
STFT spectrogramの関数の場合、私のver.6では、標準で選択できるウインドウの種類は
あまり多くないのですが、ウインドウ関数自体は標準的なものが幾らか準備されています。
音声データに対しては、Blackman-Harrisウインドウなんかがよく使われているように思います。
実際、それを使ってWAVファイルを再生しながらスペクトログラムを表示するプログラムを作ったりしました。
(何もしないとぼやけた感じですが、ウインドウ処理するといくらかクッキリします)
自分でやる場合は
●元の信号から順次、先頭からi番目の要素から部分配列を切り出し(なるべく要素長2^Nで)
●部分配列に、用意されているウインドウ関数をほどこし
●FFTする
●それをループで配列化して2Dスペクトログラム完成
となります。
ウインドウ関数の得失は、https://www.ni.com/ja/shop/data-acquisition/measurement-fundamentals/analog-fundamentals/understandi... にも詳しいです。一長一短です。
rectangular は何もしないのと同じで、切り出した部分の両端がつながらないので高周波まで染み出します。
まずは、切り出した時間間隔のつなぎ目起因で発生する高周波を押さえるために、上記ウインドウ処理を
してみるのではダメでしょうか。元の信号がどういうものか分からないので、どのウインドウ関数が適しているか
分かりませんが、まずは、BlackmanとかBlackman-Harrisでやってみるとかでどうでしょうか。
それであまりうまくなければ、waveletが使えるよう準備する、とかになるかも知れません。