magnumtko 様
平素より弊社製品をご使用いただき誠に有難うございます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の櫻田と申します。
ご質問の各項目への回答は以下の通りです。
回答1)
niScope Express VIを使用して集録したデータは「signal」という端子から出力されます。その出力を計測ファイルへ書き込みExpress VIの「信号」入力端子にワイヤしますと、集録したデータをファイルに保存することが出来ます。
添付ファイル「niScope Express to file.JPG」をご参照下さい。
回答2)
niScope Multi Fetch Cluster.viのWaveform出力端子から引き出すことが可能です。プロパティなどの変更は必要ありません。ただ、こちらのデータタイプが「クラスタの配列」なので、そのままではファイル関連の関数にデータを受け渡すことが出来ません。配列を分解して、クラスタデータを波形データに作り直して、再び、配列データに戻すことによって、計測ファイルへ書き込みExpress VIへ受け渡すことが可能になります。
サンプルプログラム「niScope EX Configured Acquisition.vi」に、上記のデータ変換とファイル保存の機能を追加する方法の詳細につきましては、添付ファイル「niScope sample to file.JPG」をご参照下さい。サンプルからの変更箇所は、赤い四角で囲んだ部分のみです。使用している関数は名前を表示しておりますので、関数パレットの「検索」機能をご使用下さい。
本サンプルの多数チャンネル化の方法ですが、本サンプルは既に多数チャンネルに対応しております。多数チャンネル集録の使用方法は、フロントパネル左上のChannel Name(s)制御器に「0,3,6」と入力するとCH0とCH3とCH6で集録し、あるいは、「0:6」と入力すると、CH0~CH6の間の6個のチャンネルでの集録を行います。
また、PXI-5105の2枚を同期させる方法ですか、こちらもサンプルがありまして、サンプルファインダ>>ハードウェア入力と出力>>モジュール式計測器>>NI-SCPE(高速デジタイザ)>>同期>>「niScope EX Multi-Device Configured Acquisition.vi」が先のサンプルに対して、複数デバイスの同期機能を追加したサンプルになります。合わせて、ご利用下さい。
添付画像はいずれも、NI-Scope3.3.2での表示ですので、ドライバのバージョンによっては、表示内容が若干異なる可能性があります。また、サンプルプログラムの種類や名称が異なる場合がありますので、ご注意下さい。
尚、ご投稿頂いておりますディスカッションフォーラムの本スレッドは英語のスレッドになっております。日本語でのご投稿や回答をご希望される場合には、(http://forums.ni.com/ni/board?board.id=1170)から、日本語用のスレッドにご投稿頂けますようお願い申し上げます。(日本語のスレッドは製品の分類はございません。)
よろしくお願い申し上げます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部
櫻田
Noriyo Sakurada | Application Engineer | National Instruments Japan |